

Vol.12
医療現場で実感した難しさとやりがい
今回お話を伺ったのは、京都済生会病院に勤務する初期研修2年目の西村先生と1年目の島田先生。新病院の充実した環境で、手厚く熱心な指導を受けながら、日々奮闘する中で実感している医療に携わる難しさとやりがいについてうかがいました。
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西村 敏希 先生
京都済生会病院 初期研修2年目
Profile
父親が小児科を開業していることもあり、小児科医を志望した。趣味は、漫画を読んだり映画を観ること。最近はMCU(Marvel Cinematic Universe)作品に熱中している。ラーメン屋巡りも楽しみの一つ。
1日のスケジュール(腎臓内科研修時)
- 7:30
- 起床
- 8:00
- 出勤
- 8:30~
- 病棟勤務
- 12:00~
- 昼食
- 13:00~
- 処置、検査、手術etc.
- 15:00~
- レクチャーor 病棟業務
- 17:00~
- カンファレンス
- 18:00~
- 病棟業務
- 19:00
- 退勤、帰宅
- 20:00
- 夕食
- 21:00〜
- YouTube、アニメ、映画視聴etc.
- 24:00
- 就寝
西村 敏希
先生
京都済生会病院
初期研修2年目
Profile
父親が小児科を開業していることもあり、小児科医を志望した。趣味は、漫画を読んだり映画を観ること。最近はMCU(Marvel Cinematic Universe)作品に熱中している。ラーメン屋巡りも楽しみの一つ。
1日のスケジュール(腎臓内科研修時)
- 7:30
- 起床
- 8:00
- 出勤
- 8:30~
- 病棟勤務
- 12:00~
- 昼食
- 13:00~
- 処置、検査、手術etc.
- 15:00~
- レクチャーor 病棟業務
- 17:00~
- カンファレンス
- 18:00~
- 病棟業務
- 19:00
- 退勤、帰宅
- 20:00
- 夕食
- 21:00〜
- YouTube、アニメ、映画視聴etc.
- 24:00
- 就寝
島田 絵理 先生
京都済生会病院 初期研修1年目
Profile
身近な人を失う経験をして、命に関わる仕事がしたくなり、医師を志す。忙しい日々だが休日はジムで汗を流したり、外出したりしてリフレッシュしている。
1日のスケジュール(消化器内科研修時)
- 6:30
- 起床
- 7:30
- 出勤、回診、カルテ入力、検査、オーダー
- 9:00~
- エコー検査
- 12:30~
- 昼食
- 13:00~
- 内視鏡検査
- 17:00~
- カンファレンス
- 19:00~
- 帰宅、夕食、風呂
- 21:00〜
- YouTubeみたり少し勉強したり…
- 24:00〜
- 就寝
島田 絵理
先生
京都済生会病院
初期研修1年目
Profile
身近な人を失う経験をして、命に関わる仕事がしたくなり、医師を志す。忙しい日々だが休日はジムで汗を流したり、外出したりしてリフレッシュしている。
1日のスケジュール(消化器内科研修時)
- 6:30
- 起床
- 7:30
- 出勤、回診、カルテ入力、検査、オーダー
- 9:00~
- エコー検査
- 12:30~
- 昼食
- 13:00~
- 内視鏡検査
- 17:00~
- カンファレンス
- 19:00~
- 帰宅、夕食、風呂
- 21:00〜
- YouTubeみたり少し勉強したり…
- 24:00〜
- 就寝

「 主治医」の気持ちで自分で考え
実践することが力になる
西村先生(以下:敬称略):
研修先を探していた時、当院が新築されると知って興味を持ったのが、入職のきっかけでした。最新の設備や機器が揃っていて、それを間近に見て学べる非常に恵まれた環境だと思いました。また指導体制がしっかりしていて、手技などの実践に関わらせてもらえる機会も豊富だと知ったことが決め手でした。
島田先生(以下:敬称略):
私も手厚い指導を受けられるところに惹かれて当院に決めました。研修医の人数がそれほど多くなく、一人ひとりに合わせて丁寧に指導してくださることに加え、毎週勉強会が開かれ、発表や症例研究も経験できるなど、ここなら多くのことを学べると思いました。また新しくなった病院に見学に来て、きれいな病棟やAI問診などの先進的な医療環境にはとても驚きました。
西村:
実際入職したら、想像した以上にすばらしい環境でした。指導担当の先生方はもちろん、看護師さんやコメディカルの方も温かく熱心に指導してくださるので、毎日非常に勉強になっています。現場で分からないことを聞くと、先輩の先生から即座に適切な答えが返ってくるので、そのたびに経験も知識も全然レベルが違うなと感じます。
島田:
これまで大学で学んで知識として知っていることも、実際に手を動かしてやってみると、こんなにも難しいのかと痛感することばかりです。時間を見つけては同期同士で手技を練習したり、西村先生をはじめ2年目の先輩方に教えていただいたりしています。
西村:
自分で考え、やってみることが力になりますね。常勤の先生について病棟の患者さんを診た時、先生から「主治医の気持ちで診てみよう」と言われたことがありました。自分が主治医として治療方針や薬の処方を決めようとすると、「本当にこれでいいのか」「間違っていないか」と迷う気持ちが湧いてきます。それを経験して改めて自分の頭で考えることや、そのために勉強し続けることの大切さを実感し、心構えが大きく変わりました。
島田:
当直に入っていた時、救急に運ばれてきた患者さんのファーストタッチを任されたことがありました。でも患者さんを前にしたら焦るばかりで、何をどう診察すればいいのかもわかりません。その時、常勤の先生が落ち着いた態度で丁寧に患者さんと接しながら、的確な問いかけをして症状を聞き出してくださるのを目の当たりにして、私もいつかこんな医師になりたいと心から思いました。
「 新研修医オリエンテーション」で
多くの同期から刺激を受けた
西村:
研修1年目の4月、京都府医師会が主催する「新研修医オリエンテーション」に参加したことが印象に残っています。オンラインでしたが、京都府中の同期が集まって各々の進む道について話し、とても刺激を受けました。
島田:
私はそれまで縁のなかった京都に来て心細く思っていたので、オリエンテーションに参加し、たくさんの同期がいると知って、安心感を覚えました。「屋根瓦塾」など医師会主催のセミナーの紹介を見て、ぜひ参加したいと思っています。こうした研修医向けの情報を知らせていただく機会がもっとあればいいなと感じました。
西村:
初期研修が始まって1年余り、自分の成長や、やりがいを感じることも増えてきました。嬉しかったのは、小児科で研修中に担当した子どもの患者さんが退院する時、「毎日、来てくれて嬉しかった」とお礼のお手紙をくださったことです。やはり医師の仕事っていいなと気持ちを新たにしています。
島田:
私はまだ始まったばかりですが、先日、担当する患者さんから「急に足が痛くなった」と連絡があり、病棟に駆けつけたことがありました。「先生が来てくれて、すごく安心しました」とおっしゃった患者さんの顔を見て、それだけ信頼してくださっていたんだと実感し、とても嬉しかったです。
西村:
初期研修を終えたら、さらに大学の小児科専門研修プログラムを受講し、本格的に小児科医を目指すつもりです。「あの先生に診てもらえるなら怖くない」と子どもに思ってもらえるような小児科医になることが目標です。
島田:
私はこれから2年間、精一杯研修しながらどの診療科に進むかを決めるつもりです。初期研修をどこで経験するかによって、その後の進路も変わると思うので、見学に行ったり、お話を聞いたりして自分に合った研修先を決めてほしいと思います。




京都府乙訓地域の基幹的な急性期一般病院です。
京都府乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町:人口15万人)唯一の公的・総合的病院であり、地域ニーズに敏感で受け入れ間口の広い基幹的な急性期一般病院です。2022年6月に、同じ長岡京市内に新築移転しました。地域医療支援病院、京都府がん診療推進病院などを取得しています。各診療科やコメディカルとの連携が密接で、医師が働きやすい病院です。救急診療(救急車受入れ8-9台/日)には、全診療科の医師が分担・協力し、迅速かつ適切に対応します。周囲の環境、院内保育所など特に女性医師にやさしい風土があります。


参考:Libby Zion事件(1984年, New York)
昨日から体温39℃あり。四肢の震えと興奮状態で夜間に救急搬入となった。興奮に対してペチジン、ハロペリドールを投与された2時間後、体温は42℃に上昇した。頻脈、散瞳、腸蠕動音亢進、腱反射亢進、眼球クローヌス・足クローヌスあり、発汗あり。症状から何らかの中毒を疑った。
Q:この症例で最も疑わしい病態は?
A:セロトニン症候群
中毒によって起こるさまざまなバイタルサインの異常や症状組み合わせのことをトキシドロームといいます。本症例では、キシドロームからセロトニン症候群の可能性が示唆されます。MAO阻害薬、ペチジンはセロトニン症候群のリスクとなります。ハロペリドールによる発汗抑制作用で高体温が増悪した可能性があります。セロトニン症候群は意外な治療薬で起こり得ることに注意しましょう。

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