

Vol.9
研修医が語る臨床で役立つ学び
初期研修医(1年目)として京都市立病院に勤務する深江先生は、幅広い知識を習得するために京都府医師会が主催する「臨床研修 屋根瓦塾 KYOTO」に参加。「期待以上だった」という屋根瓦塾の感想や、医師となって実感したことなどを伺いました。
Page to go


深江 舜也 先生
京都市立病院 初期研修1年目
Profile
高校時代は柔道部、大学では野球部に所属し、学業とクラブ活動を両立。持ち前のバイタリティで、初期研修1年目から積極的に仕事に取り組む。 休日はドライブに出かけてリフレッシュしているとのこと
深江 舜也
先生
京都市立病院
初期研修1年目
Profile
高校時代は柔道部、大学では野球部に所属し、学業とクラブ活動を両立。
持ち前のバイタリティで、初期研修1年目から積極的に仕事に取り組む。
休日はドライブに出かけてリフレッシュしているとのこと

医師はコミュニケーション能力が
不可欠
父が形成外科の開業医であるため、子どもの頃から医師という職業は身近な存在でした。しかし高校生になり、進路について真剣に考えるようになってからは、医師を目指すか学校の先生を目指すか悩みました。「レールが敷かれた人生を歩んで良いのか」という葛藤もあったと思います。そうした中、父の「医師は人の命や健康に直接関わり、支えになれる仕事」という言葉に心を動かされ、医師になる決意を固めました。
大学では学業に加え、野球部の活動も6年間やり通しました。クラブの練習時間が長く、5年生からキャプテンを務めていたこともあり、学業とクラブ活動の両立は大変でしたが、充実した学生生活を送れたと思います。勉強に関しては臨床実習がはじまる5年生の時に「本気で取り組まなければ」とスイッチが入り、朝の5時半から机に向かうように習慣づけました。そして6年生になった時は、まず1年間のスケジュールを立て、そこから月毎の予定を組んで勉強をすることで成績アップにつなげました。
現在は1年目の初期研修医として、京都市立病院に勤務しています。あっと言う間の1年というのが正直な気持ちですが、当院の先生は温かい方ばかりで、診療科の壁もないので働きやすく、多くのことを学べています。医師になって感じるのは、コミュニケーションの大切さ。患者さんとの関わりはもちろん、医師や多職種の方々との連携においてもコミュニケーションは欠かせません。日々の業務では、どんな方に対しても相手の立場に立って接するように心がけています。この1年でいろいろな診療科を経験する中で整形外科に関心を持つようになり、今後専門性を高めていきたいと考えています。
知りたいことを学べる屋根瓦塾
初期研修は、診療科にかかわらず幅広い知識と技術を身につける貴重な期間です。できる限り多くの経験を積む方が良いと思い、京都府医師会が主催する「臨床研修 屋根瓦塾 KYOTO(以下:屋根瓦塾)」に参加しました。当日まで「この研修を受けたい」というような明確な目的はなかったのですが、受講したところ座学や実践的なシミュレーションなど多様な研修が行われ、充実した内容に驚きました。どの研修も重要ではあるものの普段の業務では関わる機会が少ない症例が取り上げられていて、非常に有益でした。それは、先輩指医の先生方が研修医の課題を踏まえて考えてくださったからだと思います。
特に印象に残っているのは、循環器科の先生による、頻脈の患者さんへの対応です。こうしたことは先輩医師の対応を見ながらおぼえていくケースが多いのですが、研修では軽症から重症まで症状別に対応方法がまとめられていて、体系的に学ぶことができました。さらにポイントをピックアップした資料をいただき、職場の同期との共有もスムーズにできました。
その他、小児の救急シミュレーションや、上肢のしびれに関する診療の研修もためになりました。成人の救急対応は臨床で経験することが多いものの、小児のケースは限られています。事前に一連のプロセスを体験することでイメージを掴めたので、今後の実践で活かしたいです。
しびれに関しては原因を確定することが難しいため、研修医が苦手意識を持つ症状です。こうした状況を踏まえた上で診療のポイントがまとめられていたので、重大な疾患を見逃さないために役立つと思います。


同期との交流が刺激になる
知識や技術の習得に加え、他院で働く研修医との交流を深められることも屋根瓦塾の大きなメリットです。当日同じチームになったメンバーとは時々、近況報告をしています。こうした交流を通じて他院の医療の取り組み方や働き方を知ることができ、刺激になっています。また研修後に開かれた懇親会では先輩指導医の先生方ともお話をさせていただき、有意義な時間を過ごすことができました。
こうした研修医の学びや気づきの場を京都府医師会がつくってくださることに感謝しています。先輩方がサポートしてくださったように、私も将来は指導医として屋根瓦塾に参加し、後輩のサポートができればと思っています。知識や技術は教わるだけでなく、人に教えることで理解を深められるので、自分のためにもなると考えています。高校時代には学校の先生を目指そうと考えたこともあるので、楽しみにしています(笑)。
医学生のみなさんは、すでに医学部合格という高いハードルをクリアされました。大学生活でもそのモチベーションを維持して勉強に取り組んでください。単に知識をつめ込むのではなく、将来自分が医師として働く姿をイメージしながら勉強すれば、“活きた知識”となるはずです。研修医になってからもこうした姿勢は必要ですので、そのきっかけに、屋根瓦塾をはじめとする京都府医師会のイベントに参加することをおすすめします。


人々の健康を支える医師。ですが、自分自身の健康にも気をつけているのでしょうか? そこで若手勤務医を対象に、ちょっと気になるライフスタイルのアンケート調査を実施。今回は日々の「食」や「運動」に関する実情を紹介します!

昼食は購入派が大半。夕食も40%近くはコンビニや外食を利用するとのこと。実は朝食に関しても80%以上が摂取を心がけているものの、約40%は病院で食べるという結果に。自宅以外で食事をとる頻度は、ビジネスパーソン全般と比較するとかなり高い様子。若手勤務医となると、ゆっくりご飯を食べる時間は少ないようですね。
日常的に運動をしているのは約30%。厚労省が定める運動習慣(1回30分、週2日以上)を実践しているのはおよそ15%と、全国平均と比べても半数程度でした。中には「生活習慣の指導をする立場なのに自身で実践できた試しがない」というコメントも。普段から階段を使うなど、セルフマネージメントを心がけたいものですね!

-
Vol.16
とりあえずどんな患者さんでも診ますと自信をもって言えるようにありたい
-
Vol.15
患者の「人生」に寄り添う 地域医療の醍醐味とは?
-
Vol.14
実践を通じて学んだ目指す医療とは?
-
Vol.13
患者さんと接して学んだ 医師に求められているものとは?
-
Vol.12
西村 敏希としき 先生 京都済生会病院 初期研修2年目 Profile 父親が小児科を開業していることもあり、…
-
Vol.11
東 長輝ながてる 先生 宇治徳洲会病院 初期研修1年目 Profile 人を救える職業として医師を志望。休日は…
-
Vol.10
本塚 卓すぐる 先生 京都岡本記念病院 初期研修1年目 Profile 糖尿病内科または腎臓内科に進み、患者さ…
-
Vol.9
深江 舜也しゅんや 先生 京都市立病院 初期研修1年目 Profile 高校時代は柔道部、大学では野球部に所属…
-
Vol.8
今里 優希 先生 京都岡本記念病院 専攻医2年目 Profile スポーツとアウトドアが趣味で、オフはキャンプ…
-
Vol.7
中川 博道ひろみち 先生 洛和会音羽病院 初期研修1年目 Profile オフは大好きなスポーツで汗を流してリ…