

Vol.13
患者さんと接して学んだ
医師に求められているものとは?
今回お話を伺ったのは、京都桂病院に勤務する初期研修2年目の吉田先生と1年目の平尾先生。
研修を通じて学んだ患者さんとのコミュニケーションの大切さから、医師としてのやりがい、さらに京都府医師会の研修経験まで、リアルな実感を語っていただきました。
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平尾 洋太郎 先生
京都桂病院 初期研修1年目
Profile
中学・高校時代、スポーツで怪我をした時に整形外科にかかり、スポーツドクターに憧れる。休日にはロードバイクに乗るなど、今も体を動かすのが好き。
1日のスケジュール(救急科ローテ中)
- 6:30
- 起床
- 7:15
- 出勤
- 7:30~8:30
- 勉強会
- 8:30~12:00
- ER患者対応
- 12:00~13:00
- 昼休憩
- 13:00~17:30
- ER患者対応
- 17:30~18:30
- カルテ業務
- 19:00
- 退勤・帰宅
- 19:30
- 夕食、自由時間(少し勉強)
- 00:00
- 就寝
平尾 洋太郎 先生
京都桂病院
初期研修1年目
Profile
中学・高校時代、スポーツで怪我をした時に整形外科にかかり、スポーツドクターに憧れる。休日にはロードバイクに乗るなど、今も体を動かすのが好き。
1日のスケジュール(救急科ローテ中)
- 6:30
- 起床
- 7:15
- 出勤
- 7:30~8:30
- 勉強会
- 8:30~12:00
- ER患者対応
- 12:00~13:00
- 昼休憩
- 13:00~17:30
- ER患者対応
- 17:30~18:30
- カルテ業務
- 19:00
- 退勤・帰宅
- 19:30
- 夕食、自由時間(少し勉強)
- 00:00
- 就寝
吉田 優舞 先生
京都桂病院 初期研修2年目
Profile
医師である父親の姿をみて、医療を身近に感じて育つ。高校生の時、命に関わる仕事にやりがいを感じ、自らも医師を志した。
1日のスケジュール(早朝勉強会のある日)
- 7:30~8:30
- 勉強会
- 8:30~9:30
- 病棟回診、受け持ち患者さんの方針について相談
- 10:00~12:00
- 検査、外来見学
- 12:00~13:00
- 昼休憩
- 13:00~15:00
- 処置見学、指導医による講義
- 16:00~16:30
- 面談同席
- 16:30~17:30
- カンファレンス、夕方回診
- 17:30~18:30
- 指導医と相談、研修医室で談話
- 18:30
- 帰宅
吉田 優舞
先生
京都桂病院
初期研修2年目
Profile
医師である父親の姿をみて、医療を身近に感じて育つ。高校生の時、命に関わる仕事にやりがいを感じ、自らも医師を志した。
1日のスケジュール(早朝勉強会のある日)
- 7:30~8:30
- 勉強会
- 8:30~9:30
- 病棟回診、受け持ち患者さんの方針について相談
- 10:00~12:00
- 検査、外来見学
- 12:00~13:00
- 昼休憩
- 13:00~15:00
- 処置見学、指導医による講義
- 16:00~16:30
- 面談同席
- 16:30~17:30
- カンファレンス、夕方回診
- 17:30~18:30
- 指導医と相談、研修医室で談話
- 18:30
- 帰宅

患者さんを安心させる
コミュニケーションが重要
吉田先生(以下:敬称略):
学生時代に当院を見学した時、研修1年目の先生が、イキイキとやりがいを持って働いている姿を見て素敵だなと思ったことが、入職を決めた理由です。指導熱心な先生が多いと聞いていたので、ここで頑張ったら、しっかり実力を身につけられると感じました。
平尾先生(以下:敬称略):
当院に入職したのは、毎週の勉強会や、指導医によるマンツーマンの指導など、教育体制が充実しているところに魅力を感じたからです。忙しくても多くの経験を積める病院で研修したいと考えていた私にとっては、幅広い診療科を備え、救急外来の実績も豊富な当院は、打ってつけの病院でした。
吉田:
入職してまず苦労したのは、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションです。特に患者さんにとって悪い所見や診断結果を伝えなければならない時は、どのように話すべきか、私が話していいのかと迷うことばかりでした。研修医であっても、患者さんにとっては一人の医師です。学生とは違い、自分の発言に責任が伴うことを痛感しました。
平尾:
まさに今、それに苦心しているところです。患者さんを前にした時、私は検査や診察の結果を説明するだけで精一杯ですが、上級医の先生は、「日常生活ではこういうことに気をつけた方が良いですよ」「もしこういう症状が出たら、こう対応してください」などと、退院後の生活まで考えて助言されます。そうした患者さんへの接し方にも学ぶべきことがたくさんあります。
吉田:
確かに、患者さんとどのように接するかは、診療や診察と同じくらい重要だと思うことがあります。ある患者さんが手術を受ける際、麻酔をかける直前に、担当の先生が手を添えて「大丈夫ですからね」と言葉をかけたら、それまで緊張の面持ちだった患者さんの表情が、目に見えて和らいだのです。「私もいつか先生のように、言葉一つで患者さんを安心させられる医師になりたい」と思いました。
平尾:
上級医の先生に「研修医の間は何回でも病室の患者さんのもとに足を運びなさい。患者さんが一番の教科書だから」と言われたことが心に残っています。それ以来、毎日朝と夕方の2回は必ず回診し、患者さんの様子を見て、細かい変化にも気づけるよう心がけています。
吉田:
やりがいを感じるのは、患者さんに信頼していただけた時です。退院される患者さんに、「先生が担当してくれて、良かった」と言われた時は、涙が出るほど嬉しかったです。
平尾:
循環器内科で研修していた時、意識もなく、心停止寸前の状態で患者さんが運び込まれてきたことがありました。先生が懸命に治療し、私もその下について、心エコー検査を担当しました。治療の甲斐あって無事に回復し、ご自分で歩いて退院される姿を見た時は、命を救う仕事のすばらしさを改めて感じました。少しでもそれに貢献できたことが嬉しかったです。
京都府医師会の
「新研修医総合オリエンテーション」で同期との交流が今に生きている
吉田:
研修1年目の時、京都府医師会が実施する「新研修医総合オリエンテーション」に参加しました。そこで他の研修医と出会い、初対面の人に自分のことを話したり、議論したりする経験を積んだことが、入職後、さまざまな患者さんと接する時に役立ちました。
平尾:
私も今年、「新研修医総合オリエンテーション」を受講しました。たくさんの同期と交流を深められたことが良かったです。京都府医師会の研修に、模擬手術など手技や実践を学べるプログラムがあったらぜひ受けたいですね。
吉田:
忙しい毎日だからこそ、休日はリフレッシュするようにしています。最近ハマっているのが、日帰り登山やデイキャンプです。青空の下、メスティンで炊いたご飯や焼き肉を食べるのは最高です。平尾さんは?
平尾:
私もキャンプによく行きます。ロードバイクも好きで、学生時代は四国や淡路島を一周しました。近いうちにまた遠出したいと思っています。
吉田:
産科はもちろん、外科や内分泌内科、生殖医療など幅広い領域を診られるところに惹かれ、産婦人科医を目指しました。研修を経て、改めて魅力的な仕事だと感じています。
平尾:
私は外科系の科に関心を持っています。手術で患者さんの病気や怪我を治すことは、外科系の医師にしかできない仕事です。それだけやりがいも大きいと思っています。これからどんな道に進んでも、患者さんのもとに足を運び、自分の目で判断することは続けたい。「初心を忘れない」と心に誓っています。




common diseases・ER型救急・高度先端医療・チーム医療の全ての研修が可能
地域の基幹的病院として、コモンディジーズ含めたあらゆる疾患に対応するため、ER型救急をはじめ30を超える診療科で診療に当たっています。さらに、呼吸器センター、循環器センター、消化器センター、脳卒中センターの4つのセンターを有し、高度の先端医療も提供しています。また、各科の横のつながりや、多数のメディカルスタッフとの連携も経験でき、温かい雰囲気の中で研修ができます。


Re-1グランプリを開催!
9月24日(日)に開催された京都医学会で、新企画「Re-1グランプリ」を開催しました。“京都府が誇るエース指導医が〇〇を学び直してみた”をテーマに、教育のみならず、若手指導医自身が学び直しを行う企画です。オンライン投票で“最もよかったレクチャーを行った指導医”には京都第二赤十字病院の瀧上雅雄先生が選ばれ、「教育情熱賞」が贈られました。
レクチャーはKMA.comサイトよりご覧いただけます!『KMA.com』にはだれでも無料で登録できますので、この機会にぜひご登録ください。
※当日発表の7演題のうち2演題を掲載しています。

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