

Vol.7
自分の将来像を描き、一歩ずつ前進したい
洛和会音羽病院でキャリアの第一歩を踏み出した中川先生。研修医として臨床経験を積むなかで感じた喜びや課題、さらに現在の中川先生を築いたこれまでの歩みや将来の目標について伺いました。
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中川 博道 先生
洛和会音羽病院 初期研修1年目
Profile
オフは大好きなスポーツで汗を流してリフレッシュするという中川先生。院内のマラソン大会にも出場予定。 しかし気がつくと、医学書を開いて勉強をしていることが多いとのこと。
中川 博道
先生
洛和会音羽病院
初期研修1年目
Profile
オフは大好きなスポーツで汗を流してリフレッシュするという中川先生。院内のマラソン大会にも出場予定。
しかし気がつくと、医学書を開いて勉強をしていることが多いとのこと。

憧れで終わらさず、医学部に挑戦
医師に憧れを抱くようになったのは小学生の頃。マンガの影響で、「外科医ってカッコいいな」と思っていました。といっても積極的に勉強をするタイプではなく、バスケットボールやハンドボールに打ち込むなど、体を動かす方が好きな子どもでした。
本気で医師になろうと決意したのは、大学受験の時です。ある大学の工学部に合格したのですが、自分の本当の気持ちと向き合ったところ、将来進みたいのは医療の道だと気づき、もう一度勉強をし直して医学部を目指すことに。9つ上の兄が医師となり、充実した毎日を送る姿を見ていたことも大きなきっかけとなりました。それからは苦手科目の克服に重点を置いて猛勉強。嬉しいことに成績は順調に上がり、愛媛大学医学部に合格することができました。少しまわり道をしたかもしれませんが、良い経験ができたと思っています。
実践と研修を通じて多くのことを吸収
私は外科医を目指しており、後期研修で外科を専門的に学ぶ前に内科をしっかりと勉強したかったので、内科に力を入れている病院で働きたいと考えていました。兄に相談しながら、自分でもいろいろ調べるなかで洛和会音羽病院に出会ったんです。病院を見学させていただくと、医師だけでなく他の職種の方々のモチベーションも高く、ここならしっかりと臨床経験を積み、キャリアの基礎を築けると感じました。
実際に指導医の先生は熱心に指導してくださり、同期も積極的に仕事に取り組む姿勢を持っているので、自然とやる気が湧いてきます。今は現場での実践やさまざまな研修を通じて、できる限り多くのことを吸収するように努めています。はじめてERで患者さんを診た時は、自分でも驚くほど思うように動けませんでした。しかし自分ができなかったことを確認し、その理由を考え、改善を図ることで少しずつ迅速に動けるようになってきました。内科の研修は理論やアプローチについて学ぶことが多く、今後のキャリアに活かせるように理解を深めているところです。
京都府医師会が主催する研修医対象のワークショップや懇親会も、視野を広げる良い機会だと思います。さまざまな病院で働く同期と話すことで、自分とは異なるアプローチに刺激を受けたり、喜びや悩みを共有することで励まされたり、貴重な時間を過ごすことができました。


医師はコミュニケーションが不可欠
現場で働きはじめて感じるのが、コミュニケーションの大切さ。患者さんに疾患や治療について説明する時は、分かりやすく伝えるように心がけています。気軽に相談していただけるような雰囲気づくりもしなければと思っているのですが、なかなかむずかしいですね。チーム医療が欠かせない現在の医療において、多職種とのコミュニケーションも大切です。私は経験が浅いので、さまざまな領域の専門家の意見や仕事から多くのことを学ぼうと意識しています。
まだ初期研修1年目で、仕事のやりがいについて考える余裕はないというのが正直にところですが、やはり患者さんが回復された姿を見ることがいちばん嬉しいですね。患者さんやご家族から「ありがとう」と声をかけていただいた時は、「もっと頑張ろう」という気持ちになります。
尊敬する兄に追いつくことが目標
これからも初心を忘れずレベルアップに努め、患者さんや医療従事者から信頼してもらえる外科医になりたいと考えています。将来は、地元の熊本で地域の患者さんの力になることができれば嬉しいです。そのためにもまずは、尊敬する兄に追いつくことを目標にして自己研鑽に励みたいと思っています。
これから医学生や研修医になる方も、目標をもって学んでほしいですね。すぐに結果につながらずに悩むこともあると思いますが、努力は絶対に無駄にはなりません。お互いに目標を達成でるように頑張りましょう。




ジェネラルマインドを持って
初期研修に臨むことが大切
当院の研修病院としての特長は、救急症例を数多く経験できること、充実した朝のレクチャー・昼のカンファレンス、地域医療研修が挙げられます。救急は年間約30,000例(救急車搬送:6,000例以上)受け入れており、研修医は2年間で約1,000例を経験します。
朝のレクチャーは、指導医がテーマを設定して講義を実施。昼のカンファレンスは毎日1時間かけて診断推論型症例検討を行います。また地域医療研修では、北海道または東北の診療所で4週間、一般外来や在宅診療など、地域に密着した医療を体験。こうした実践的な研修によって幅広いスキルを身につけ、迅速・適切に診療する力を養います。
当院で初期研修を受けている中川先生も志望する外科以外の学習を積極的に行い、医師としての基礎を固めていると感じます。修了後は学んだことを統合し、診断・治療に活かせる外科医になってくれることを期待しています。
初期研修は、医師が生涯携わっていく専門領域以外についてハンズ・オンで学べる唯一の期間です。これから初期研修に臨む方には、ジェネラルマインドを持って取り組んでほしいですね。京都府医師会が主催するワークショップなども、広い視野を身につける良い機会だと思います。


遊びに来ていた弟と自分の下宿先で豚肉のお好み焼きを作って食べた。食べ始めて30分後くらいからお腹のあたりが痒くなった。どんどん全身に痒みが広がって来て、咳も出はじめた。呼吸も苦しくなり、お腹も痛くなった。しんどそうにしている兄を見て弟が救急要請。
Q1:看護師への指示で最も正しいものを選べ
A アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 皮下注射して下さい!
B アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 静脈注射して下さい!
C アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 筋肉注射して下さい!
A1:C アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 筋肉注射して下さい!
落ち着いたところで当直医は本人と弟によく話を聞きました。いままでこんな事は一回もなかった。アレルギーも絶対ない。食べたのはお好み焼きだけで、あとは水しか飲んでいなかった。
Q2:救急でさらに聞きたいことや行いたい検査があれば書いて下さい。
Q2:お好み焼き粉の開封時期と保存方法を聞く、粉を持ってきてもらい、水をたらして顕微鏡でチェック

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